1401941


[トップに戻る] [通常表示] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]
[ 指定コメント(No.4277)の関連スレッドを表示しています。 ]

5月4日と5月5日の稽古... 投稿者:せっきー - 2009/05/08(Fri) 01:24 No.4277  
 引用する 
GWの3日から5日にかけて、館長&みっこちゃんが福島へ稽古に行くとのことだったので、僕や美南も稽古に参加させていただきました。
というわけで、4日と5日の稽古日記を書かせていただきます。

4日の稽古は、まだ躰道を始めて間もない新入生が多いということでしたので、基本的な立ち方や姿勢の練習から入りました。以前も日記に書きましたが、虚領頂頸や眼神注視など、意識すれば新入生でも出来てしまうようなことから始め、次にえ字立ちの練習を行いました。え字の形をしっかり作れば、突きの拳をどんなに押しても崩せないのに、少しえ字を拡げるだけで(膝を完全にいれてない状態)あっさり崩せることを実体験させてもらいました。新しく躰道を始めたばかりで、え字突きがよく分からない人も、ちゃんとしたえ字突きの安定性は、しっかりと伝わったのではないでしょうか。
次に正座や視線のあり方などの練習を行いました。正座の際の体軸の意識や、周囲に気を配る視線のあり方など、普段はなかなか気付けないことにもアンテナを張ることが出来たと思います。これを続けていけば、きっとものすごく広い視野を持つことが出来るはず!!

後半は一年生と上級生に分かれ、一年生は旋や突き蹴りの練習を、上級生は防御の要点について勉強しました。旋技における制肩、運技における制足(膝)、変技における制股、捻技における制背など、言葉の理解だけではなく実際の技ではどのように振舞うかなどを、実践しながら教えていただきました。最初に、「どうすれば技を制することが出来るか」から始まり、それが出来るようになったら今度は「どうすれば技を制しにくる相手に技を当てることができるか」という応用まで行いました。
技を制しに行くときは結構びびりながら行うことが多かったのですが、実はその中途半端な距離は、技をかける側から見ればもっとも美味しい距離で、1番やってはいけないことでした。むしろ、相手の躰の流れを見極めて、その中に入っていくようにしなければ、技を制することは出来ないのですね。
逆に変技や捻技はしっかりを躰を倒すことで、制しにくくなるということも学べました。これも中途半端はかえって危険な状態になるわけで。ハンパ、かっこ悪い。

5日の練習は、4日の練習をふまえて実戦や運足を中心としたメニューをなりました。運足からの技や連技へのつなぎを行ったり(連技を行うときは体軸の流れを意識すると技をつなげやすくなるようです)、二の足の有効利用の仕方を教わりました。交足からの二の足を、相手に対してどのように踏み込むかによって、次の技の有用性が決まります。つまり、闇雲に打つのではなく、技をうつ前の運足や二の足によって、技の範囲や当たりやすさなどが決定されているわけですね。
また、伏敵の確認も同時に行いました。ただ頭を下げているだけでは、相手を見失うこともあり、またえ字が入っていない状態では内側側副靱帯を痛めることもありと、しっかりとしたフォームを身につけることが1番怪我をしにくくなることにつながることも再認識することが出来ました。
運足の緩急についても、ただスピードを調節するだけではなく、歩幅や角度、前後左右を自由に変えることによって、それだけで「運足の緩急」になりえるのだということも分かりました。前後の幅を変えるだけで間合いを調節できるし、左右の幅を変えるだけで相手との角度を取れるしと、非常に応用が利きそうですね。ぜひとも自分のものにしたいです!!
他にも後屈立ちについて、白帯にも分かるような説明をしてくれたり、軽くですが当て練を行ったりと、全員が満喫できる稽古内容でした。

内容が非常に濃くて、これからに生かせることをたくさん教わったのですが、教わったときだけの意識では、きっと身につかないだろうし、単なる自己満足に終わってしまいます。今回の稽古は1つのきっかけであり、これを元にして拡げていくのは、あくまで自分自身であることを肝に銘じて、これからも励んで行きたいと思います!!

長文失礼しました。館長&みっこちゃん、遠いところまでありがとうございました!!

NO: PASS:

- KENT & MakiMaki -
Modified by isso